自分の人生に影響を与えるものは何かと考えたら、一つは「食べ物」です。体型や体調に大きな影響を与えています(笑)。ジャンクフードも美味しいですが、そればかり食べていると健康を害することもあるので考えものです。
キリスト教の主の祈りには「日用の糧を今日も与えてください」とあります。この意味は、私が食べたいものを与えて下さいではなく、神さまから見て私にとって必要なものを与えてくださいが本質的な意味だと思います。
身に染みて分かります(笑)。
もう一つは、出会った「人」です。関わる人によって喜びがあれば悲しみもあります。価値観の変化や、趣味の世界のいざないも出会いが大きく影響しています。
私にとって大きな出会いは、小学生一年生の時のの担任の先生です。子どもではなく一人の人として扱ってくれた先生でした。もう一つの出会いは、イエスキリストです。大学一年生の時に聖書を読み始め、私の人生の価値観を変え、生き方をごそっと変えてきました。また、今は人と会い続ける生き方をしているので、色んな人がいるなぁを体験できています。
最後にもう一つあげるとすれば「言葉」です。肯定的な言葉、否定的な言葉、暴力的な言葉、示唆に富んだ言葉、文学的な言葉、哲学的な言葉、愛に溢れる言葉、何を聞くかによって私の心の形作られ方は異なります。暴力的な言葉ばかりを浴びせられる環境にいたことがありますが、心が荒んでいきます。
こんな嘘のような本当の話があります。ある小学校で、全然勉強をせずいつも遊んでいる子がいました。親は子どもに勉強して欲しいと思ったので、環境を変えることを促します。遊んでばかりいる子と一緒にいるから、勉強をしないんだ。「学年で一番成績の良い子と仲良くなり勉強をしなさい」と伝えます。子どもはその通りにします。結果どうなったでしょうか。その子どもはよく勉強するようになったのでしょうか。学年で一番勉強する子が勉強を辞めて遊ぶようになりました。
食べ物、出会った人、言葉、この3つは自分の人生に常に影響を及ぼし続けています。選べるのであれば良い影響を及ぼすものを選びたいと思います。そして、選べる知恵を求めて神様に祈りたいと思います。
聖書を読み、悩み考えることで磨かれるものがあります。それは、信仰と現実の中の葛藤であり、選ぶ力そのものです。悩み考え、神様を求める生き方は自分もまた周りの人を豊かにするものだと思います。