2023年4月9日はキリスト教のイースターです。わざと「キリスト教の」と書きました。キリスト教のイースターはイエスキリストの復活をお祝いするイベントです。そもそもイースターという言葉は聖書に出てきません。これは、元々ゲルマン神話に出てくる春の女神の名前です。
「イースターおめでとう」と私も言って全力で楽しみますが、これは違う神の名前を呼びながらお祝いするという謎の言葉でもあります。「イエスさま復活おめでとう」であれば間違いはないかもしれません。
それではキリスト教の歴史について少しだけ書きます。
西暦1年頃 イエスキリスト誕生
西暦33年頃 キリスト十字架の死と復活
西暦50年頃 マルコによる福音書執筆
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時は流れ
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西暦392年 ローマ帝国でキリスト教が国教に
西暦395年 ローマ帝国が東西に分裂
(東ローマ帝国と西ローマ帝国に分かれる)
※西がカトリック教会、東が正教会としてそれぞれ発展をする
西暦476年 西ローマ帝国がゲルマンに滅ぼされる
カトリック教会は西ローマ帝国という後ろ盾をなくしてしまいました。大変困りました…そうだ、ゲルマンに後ろ盾になってもらおう。ということでゲルマンもキリスト教化がされます。
その結果、ゲルマンの文化と当時のキリスト教文化が混ざっていきます。その結果、生まれたのがキリスト教式のイースターです。キリストの復活をお祝いすることに意味が置き換えられていったとされています。
日本で一般的に「イースター」という言葉を聞くようになったのは、ディズニーイベントの影響が大きいと思います。ディズニーランドでは2010年にイースターイベントを行いました。おかげで日本中で知られるものとなり、一般的にもイースターグッズがお店にも売られるようになりました。
最後にキリスト教のイースターの意味について書きます。キリスト教のイースターでは、イエスキリストの復活を記念してお祝いをします。なぜかというと、クリスチャンの信じている信仰の内容がこのキリストの復活だからです。
イエスキリストが私の罪のために十字架にかかり死なれ、墓に葬られ、三日目に復活してくださった。これらのことを信じることで救われます。
といういうことを信じている人をクリスチャンと言っています。もちろん、私もです!
なので、信じる人にとってキリストが復活したことをお祝いすることはクリスマスのお祝い以上に大切なことだと言えるかもしれません。