牧仕ブログ

コンテンツを地道に作り続ける

チョコザップの快進撃がすごい。サービス開始から1年で間もなく約800店舗で、年内には会員数が100万人に届くペースだそうだ。本格的にトレーニングしたい人には物足りないので、その層はほとんど来ていない。いわゆる運動ガチ勢がほとんどいない。逆に、普段運動をしないけど、したい人たちに人気なようです。ライト層、なんちゃって層に人気となり、運動の裾野を広げたことはすごいことです。

現在の日本のキリスト教はほとんどがガチ勢だけのものになっています。同じようにライト層、なんちゃって層にも届くための取り組みや努力があったら面白いと感じます。

私は、そのためにはコンテンツが増えることが急務だと思っています。コンテンツというのは動画やブログや本などの価値ある情報のことです。クリスチャンでYouTubeをやり続けている人は数えるほどしかいません。(コロナ禍で教会の礼拝中継のYouTubeは少し増えまたしたが)

音声コンテンツと映像コンテンツが増えることによって、キリスト教に触れる人数が増えていきます。少なくとも今までコンテンツを作ってきた肌感としてもこれを感じます。YouTubeやSNSをやっているから知ってもらえて出会えた人がたくさんいます。今まで、キリスト教に興味も関心もなかった人たちとの出会いがありました。

長らく、キリスト教会では聖書という本を読むことを勧めてきました。本を日常的に読む人は10人に1人以下だと聞いたことがあります。なので、聖書を読むハードルは高いです。むしろ、本を読むよりも目で見たり耳で聞く方が楽だと感じる人が多くいます。ちなみにオーディオブックなどで本を聴く人の数が増えているそうです。

もちろん、圧倒的に売れているのは紙の本です。しかし、こちらも1996年以来売り上げは下がっています。電子書籍は手軽さや便利さがありますが、電子書籍で売れているものの多くは漫画だそうです。それに対して、オーディオブックの売り上げが間もなく電子書籍に追いつきそうだというニュースがありました。すでにアメリカでは同じくらいになったとニュースで見ました。

だからこそ、映像コンテンツや音声コンテンツがあるのは非常に大切だと感じます。作り手が増えることによって、競争原理が働いて作品の質も自ずと上がっていくと思います。こんな世界線を見てみたいなと思っています。