生きることに近道も遠回りもないと思っています。失敗をしない近道を望むこともあれば、体調や環境ゆえに遠回りしてしまったと感じることもあります。でも、大切なことは後悔がない日々を重ねていくことだと思います。
後悔しないための行動基準は人それぞれ異なると思います。私は自分で選択したという事実があることで、後悔が少なくなります。誰かに言われてやったこと、誰かに押し付けられてやったことは長続きしにくいです。また、後悔が残ることが多いです。
なので、全てのアドバイスは参考程度にしています。結婚をした時、子どもが生まれた時にアドバイスをくださった方がたくさんいました。出産前にパパママ教室にも行きましたが、先輩ママさんからたくさんアドバイスをいただきました。結果としてですが、ほとんど参考にならなかったということが一番参考になりました(笑)。
人と会う中でもアドバイスを極力しないようにしているのは、自分の正解と相手の正解が必ずしも一緒ではないと思っているからです。相手を知る上で大切にしているのは、相手が持っている価値基準を知ろうとすることです。それぞれが大切にしたい価値観をベースに、一緒に正解を探そうとするのがいいのだと思います。
クリスチャンの方からの相談でよくあるのが、教会に行くのがいいのかどうかということです。教会に行くことも、行かないことも本人の自由だと思っています。それぞれの生き方において必要なものを選ぶのがいいと思っています。教会に行かないという選択をする方にはそれを応援し、必要な交流を求める時には紹介したり、一緒にやったりしました。教会に通いたいという方には、一緒に行ったり、探したり、転会手続きをしたりとしました。
正解は人それぞれ異なります。
人のアドバイスを無視した結果、大変なことになることもあります。でも、それでもその道を選びたい時があります。そんな時に思い出す聖書の言葉があります。
死の陰の谷を行くときも
旧約聖書 詩編23
わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださる。
どんな道を選んだとしてもイエスさまが共にしてくださるという約束があります。より良い道があるのではなく、神と共に歩む地こそが最良の道なのではないかと感じるようになりました。
