牧仕ブログ

幸せなら手をたたこうは聖書の詩編47編から作詞

「幸せなら手をたたこう」は有名な童謡です。おそらく誰もが知っていると思います。我が家でもたまに歌います。この童謡ですが、聖書の詩編47編をもとに作詞されたというのをご存知でしょうか。

詩編47編の一節にこんな言葉があります。

すべての民よ、手を打ち鳴らせ。 
神に向かって喜び歌い、叫びをあげよ。

旧約聖書 詩編47:2

手を打ちならせとあります。この聖書の言葉から作られました。作詞者は木村利人(りひと)さんという方です。クリスチャンであり、生命倫理学者のパイオニアです。調べてみたらまだご存命で90歳だそうです。

木村さんが大学院生時代にフィリピンの農村でボランティアをしていた時です。木村さんは現地で「日本へ帰れ」とか「死ね」と言われたそうです。第二次世界大戦で日本兵に村を焼かれ、家族を殺された大きな傷がフィリピンの人にはありました。

その中でも一人だけ仲良くしてくれた青年がいたそうです。彼の優しさにどうにか応えたいと思ったとあります。理解し合い、赦し合うことへの希望を込めて作詞をしている時に心に浮かんだのが聖書の詩編47編だそうです。

以下、YMCAのホームページから引用。

 しばらく経った頃、ラルフ君という青年が私に言いました。「君が戦争でフィリピンの人を殺したわけじゃない。だからぼくたちが、日本人が来たら殺してやりたい程に思っていたのは間違いだった」と。そして手をとって、「今日は君が新しい世代の日本人として、再び武器をとって戦わないように誓う出発点にしよう」と言って、戦争が人を狂わせること、戦争の残酷さを確認し、聖書を読み、お互いに涙を流しながら祈りました。その時に読んだ聖書が「詩篇」47章の「すべての民よ、手をたたこう」です。この体験が後の作詞につながりました。


 ラルフ君はご家族全員を戦争で亡くした青年でした。にもかかわらず「神の名によって赦す」「私たちはキリストにあって友だちだ」と言ってくれたのです。そのタガログ語の「タヨ アイ マカイビガン カイ クリスト」の言葉が、今も鮮やかに耳に残っています。

YMCAのホームページから引用

私はこの話をクリスチャンになってから知りました。平和への願い、信仰の中での赦し、様々な思いが込められているこの歌が特別なものに聞こえるようになりました。

これからは「幸せなら手をたたこう」賛美歌だと思って歌おうと思います。